令和の国祈願巡拝記 宮古諸島編②
梅雨も明け、夜風の恋しい季節となりました。
お変わりなくお過ごしでしょうか。
当ブログをご覧くださる皆様におかれましては、日頃より旅の安全を願い、陰に日向にお力添えをたまわりまして、本当にありがとうございます。
巡拝を続けることが出来ておりますのは、ひとえに、皆様からのお力添えに支えられてのものです。
おかげさまをもちまして、無事に宮古諸島での国祈願を結ぶことができましたこと、重ねて御礼申し上げます。
現在、令和の大嘗祭を控え、これからの国づくりに向けて、先んじて寿詞を奉る神事を奉斎しております。
つきましては、遅ればせながら、六月初旬からの宮古諸島での国祈願巡拝記の続きをご報告いたします。
※なお、以下、御嶽の写真を載せますが、基本的に宮古諸島の御嶽は厳しく立ち入りが禁じられています(土地の方の大切な神域ですので、自己判断で敷地を跨ぐことはマナー違反になります)。
もしもご縁を感じる御嶽がありましても、土地の方からお許しをいただける場合を除いて、遥拝する形が望ましいです。
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巡拝をはじめて二日目。
伊良部島にある、黒浜御嶽へと。
子授かりの神話の語り継がれる御嶽ということもあり、少子化や子育てにまつわる多くのことを拝み通しました。
安心して子を作り、産み、育てていける社会となっていきますよう。
子どもの有無に関わらず、幼い命を守り、育み、心を注ぐ社会となっていきますよう。
そして、産まない選択をしたり、授かれない状況にある方が負わされた心身のつらさが一刻も早く癒えてほどかれていきますよう。
そして、授かること、育むことを願うひとが、貧困や困窮、不安や恐怖、孤立や暴力のために堕胎したり、育児を断念しなくてはならない社会を建て直していけますよう。
命を軽く扱うことなく、命への覚悟をもって愛し支えあうことは、大人として当然のことであるのだと、思い出していきますよう。
子育て世代がこれ以上追い詰められてしまわないよう、社会全体で子を育て、守り、支える世となっていきますよう。
神様方からしますと、私ども人草も、我が子のようなものです。
老若男女問わず、慈悲を持ち守り育み照らし励ます母性と父性がその心に養われ、育まれてゆきますよう、深く、祈念を。
日本社会の貧困化をさらに加速させ、人々の心から余裕を奪い、許し合えない社会となっていく多くの政策が見直されていくよう、重ねて拝みあげて参りました。
そして、伊良部島 大主(うはるず)神社へ。
御嶽に着くと、先程黒浜御嶽の神様に奏上した祈願の一切は、黒浜御嶽の大神様より伝達があり、受け取ったとの由を大神様が伝えてくださいました。
神饌のお供えをお捧げすると、炎天下で数時間額ずいていた影響で皮膚が火傷になっていることに触れ『想いは届いている(ので)、簡潔で良い』と。
巡拝では、全ての社で同じ祈願を重ねて通すことが常ですので、このように情けをかけてくださる神慮(かむはから)いに、深謝の想いが溢れるばかり…称えごとを奉り、大神様方の益々の弥栄を祈念奉りました。
そして、次はピャーズ御嶽へ。
全ての御嶽で祈願中は完全な人ばらいが行われていましたが、もはやこちらでは移動中にスコールが降り、御嶽に至る道路の工事で車両での進入が禁止されておりました。
徒歩で向かうために車を降りるタイミングで雨が止み、雨に清められた大気は澄んで清らかに。
神慮いのおかげで終始静かな状態で祈りあげることが叶いました。
こちらも、とてもお力の強い大神様のおわす御嶽で、内地(本州のこと)にいる時も火の神様を通じて日頃から多くのご祈願を通していただいている大神様です。
日頃から多くの拝みをお通しくださる御礼を奉り、国祈願で奏上したものと同様の祈念を通し、大神様の弥栄をお祈り申し上げました。
そして、青空を見せていただくことができました。
その夜は、あらゆる災禍を押し流すような土砂降りになりました。
三日目。
翌朝、ご祈願を開始する頃には天気予報を覆し、青空に。
こちらは宮古島にある、ツヌジ御嶽(下地神社)です。
まこと見事な、壮麗な御嶽のとおり、大変位の高く畏れ多い、お力の灼(あらた)かな大神様のおわす御嶽です。
内地から拝む際にも、火の神様を通して必ずお力添えいただいている、不可欠な大神様です。
世を立て直す。ひとがひとであれる世に。
子どもたちが守られていきますよう。民がひもじい思いをしませんよう。
胸を痛めるような事件が起きずに済む豊かで穏やかな世となっていきますよう。
争いによらない変革が正しく行われてゆきますよう。
神酒御饌を奉じ、清い泡盛の香気の中、神恩感謝から、先述の国祈願、天下是正は勿論のこと、これまで給わったあらゆるご縁に対し、皆様の除災とご健勝を重ねてお祈り申し上げました。
ツヌジ御嶽の神様へのご祈願を終え、力尽き、仮眠を取らなくてはと車内に入ると同時に雨が降り出しました。
起き上がれるところまで回復すると、体が軽くなり、同時に雲は割れ、陽の光。
赤名宮への御神饌の用意が整い、御神前に歩み出るときには、青空に。
同様に祈願を結びました。
そして、七年前の大祭ぶりに訪れる大和御嶽へ。
今にも降り出しそうな空にもかかわらず、ご祈願の間はぽつりぽつりとしか滴は落ちず。
御神饌を捧げ、数千の沖縄線香を焚きあげ、様々な祈願をお通ししました。
あたたかな、慈悲深い大和御嶽の大神様。
魂を深く抱かれる揺り籠の中にいるような心地になる、慈しみ深い大神様です。
同様に全ての祈願を結び終えてご挨拶を終えると、堰を切ったように、土砂降りに。
なんとしても通さなくてはと覚悟していた祈願を無事に終えられて安堵しました。。
そして帰り道。
空一面の美しい夕焼けが飛び込んできました。
ふと後ろを振り返ると、二重の大きな虹が架かっており、深く安堵しました。
といいますのも、日頃から、雨の日にはより一層の禊と祓い清め・大清浄を深く祈念していくため、意識を鎮めて一歩一歩踏み締めるように祝詞を奏上することが大切で。
嵐の日、人祓いされた上で長座してご祈願するよう促される時はより一層祓いが必要なため、気が引き締まります。
ご祈願を結んだり、神山登頂のタイミングに、虹や日暈を見せていただくと、ほんとうに安堵して涙が出てしまいそうになるのです。
神事と空模様は、それほどに相関が深いものだからです。
天気で一喜一憂するということではなく、空模様や世相を受け、世の空気の張りつめ方、たわみを感じ取り、その時に全体のバランスが傾かないよう祈りごとを奏上してきました。
見通していくため、捉われず、天地神明にお委ねしているからこそ…国拝みのあとの瑞兆といえる二重の虹のもつ意味は大きく、大きな励みを賜りました。
巡拝記③へと続きます。
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今後も令和の国拝みの巡拝は続けてまいります。
七月末からは、尾張・伊勢の重要な社へ巡拝して参ります。
左右以前に、経済政策の失敗(増税による買い控え→経済活動停滞→賃金低下→貧困化)やグローバル化によって国内の産業が守られず、貧困化の進む日本社会。
国が大御宝(国民のこと)の生活を貧しくさせるのではなく、民の命を守る、そうした、本来あるべき世の中へと是正されてゆくよう、国力の充実を拝みます。
連日禊を行い、元伊勢でも拝みあげて参ります。
また、現代は、父性や母性が欠如した社会になりつつあります。ひとを守り、盾となり、慈しみ、育む性質が弱くなっているのです。
性別問わず、適宜、母性も父性も養い、必要に応じて、発露していかなくてはならないもの。
性に縛られるのではなく。必要に応じて、守り育む姿勢、愛ゆえに厳しく律する姿勢、いずれも必要です。
尾張では、母性と父性に代表する重要な社がございますので、そちらでは、育むべき母性と父性と子ども、守り支え合うこと、育まれるべき産業など、様々なことにまつわる祈願を重ねて奉る予定です。
つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。
喜捨でお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。(老朽化の進んだ神明社の補修と建て直しに積み立てることとなりますので、余剰は生まれないかと思います。神明社の建て直しが完了しましたら、重要な神域の建て直しや国(世界)の栄えを祈る大祈願を奉斎いたします。)
以下が、喜捨のお振込先となります。
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチエ
郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。
【記号】10160
【番号】89197731
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。
連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。
また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)
長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
いよいよ夏も本番です。
暑さは想像以上に心身を削るものですので、くれぐれもお体、お心ともに、お愛いくださいますよう。
美しい夏の夜をお過ごしください。
目黒盛智恵 拝