すずめの戸締まり考〜七十二候と燕雀鴻鵠、火の記憶と燕石考、古文書と猫神譚から紐解くダイジン考〜

 

f:id:tenjo09:20221209230103j:image        画像引用元:すずめの戸締まり公式HP

 

先日、新海誠監督作品『すずめの戸締まり』について、神道的な視点からの考察をリクエストに応じて投稿(↓)したところ、思った以上の反響がありました。

 

 

色々な方から、名についても詳しい考察を聞きたい、というリクエストを複数いただきましたので

 

本稿では神道的・アニミズム的解釈に加えて、神話や故事、詩や時候の引用なども行いながら、考察していきたいと思います。

 

公式に裏を取ったわけではないため、偶然の一致が幾重にも生じている可能性がありますことをご承知おきください。

 

というのも、そもそも神話や伝承というものは、世界中に似た構造・モチーフが散見されるものだからです。

 

本作は、長い歳月をかけて我々の遺伝子に蓄積した記憶が、(作為的か無作為かはさておき)幾重にも織り込まれ散りばめられた作品だと感じています。

 

後述する『燕石考』における南方熊楠の言葉を借りれば、まさに「伝説はその原因があまりにも多様で複雑な点で、またそのために、先行するものをあとになって追加されたものから解きほぐしにくいという点で、まさに夢に匹敵するものである。ところで原因となるものは、くりかえし果となり因となって、相互に作用しあう。そして原因の他のものは、組み合わされた結果の中に解けこんで、目に見えるような痕跡を全く遺さない」のであり

 

それぞれのモチーフやメタファーは姿や立場を入れ替えながら、ときに鏡合わせ、入れ子構造とその反転、ウロボロスの円環のような巡りを行いながら物語に溶けていくものですので

 

あくまで、こうした解釈もできるかもしれない、という視点を増やす一助として、本稿をお楽しみいただけると幸いです。

 

すずめの戸締まり考・前編 目次

1.七十二候「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)/蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」と災害の一致

2. 七十二候「雀始巣」「玄鳥至/玄鳥去」との重なり

3. 燕はやかへりて山河音もなし〜『火の記憶』と被災の景色~

4. 燕雀と鴻鵠/鈴芽(人)と両ダイジン(大神)の諷喩

5.燕考〜盲目を治す石、龍神の伝承、孝行譚〜

 ⑴ロングフェロー南方熊楠『燕石考』

 ⑵常世の鳥、龍神の贄としての燕

 ⑶環が結ぶ雀孝行と因縁譚

6. ダイジン考〜幼き要石の謎、猫神信仰〜

 ⑴古文書から紐解く子どもの神様像

 ⑵ダイジンのモチーフ〜大臣と大神〜

 ⑶猫の神様〜田代島の伝承〜

7. おわりに

 

1. 七十二候「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)/蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」と災害の一致

 作中では2023年9月25日からの五日間でミミズを鎮める旅が行われるが、最後の二日は草太が要石になり、ミミズが鎮められていた期間でもある。

 2023年9月29・30日の七十二候は「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)にあたる。ミミズが常世に隠れて後ろ戸は塞がれる、という作中の流れと一致している。
なお、東日本大震災が起きた2011.3.11は、対となる「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)である。

 このことからも、作中に七十二候由来の他のモチーフが組み込まれていても不思議はないと推察する。

 

2. 七十二候「雀始巣」「玄鳥至/玄鳥去」との重なり

 鈴芽と椿芽の名を音で紐解けば(神道では言靈といって、音を重視する慣例がある)、すずめとつばめである。

 また、七十二候には「雀始巣(すずめはじめてすくう)」のほか「玄鳥至(つばめきたる)、玄鳥去(つばめさる)」が存在する。

 2011年の雀始巣に相当するのは3月21日であり、鈴芽が初めて親のいない世界で生きていく情景と重なる

 なお、玄鳥至に相当するのは4月5日であり、本来ならば玄鳥(椿芽)が迎えに来てくれるはずの時期であるにも関わらず、鈴芽が玄鳥と再会できていないことを暗喩しているともとれる。

(被災者の方々への想いから直接の描写を避けていても、この頃に亡骸が見つかっている可能性はあり、個人的にはそういった思いで織り込まれているのではないかと思っている)

 

 

3. 燕はやかへりて山河音もなし〜『火の記憶』と被災の景色~

 

燕はやかへりて山河音もなし

          加藤楸邨『火の記憶』

 

 本来の時候(寿命)では無いのに燕(椿芽)が思いがけず早く常世に帰ってしまい、山河からその愛しい音(声)を聞くことができない、と重ねて読むことができる句である。(古来から燕の声は親しまれてきたため、その音を聞けない心寂しさが内包される歌である)

 なお、加藤楸邨が『火の記憶』を綴った時代背景についても一筆書き添えたい。というのも、加藤楸邨東京大空襲を被災しているのだ。

 石寒太著『加藤楸邨』では、以下のようにある。

「空襲の火の手は、みるみる目の前をひろがっていった。家も焼かれ、燃えさかる奥の庭には牡丹の大輪があって、その牡丹の花弁がめらめらと火の中に、無音でくずれながら散っていった。…(中略)…五月二十三日、深夜六編隊空襲。病臥中の弟を背負い、妻と共に一夜道子と明子を求めて火中彷徨」

 戦中、様々な喪失を体験した後に詠まれた句であることと、作中の"常世"の燃える景色、そして作中繰り返される祝詞と重なる歌である。

 

 

4. 燕雀と鴻鵠、鈴芽(人)と両ダイジン(大神)の比喩


燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

           『史記・陳渉世家』

 

 原文、訳文は以下である。

 

陽城人陳勝、字渉。
少与人傭耕。
輟畊之隴上、悵然久之曰、
「苟富貴、無相忘」
傭者笑曰、
「若為傭畊、何富貴也」
勝大息曰、
「嗟呼、燕雀安知鴻鵠之志哉。」

 

訳文:秦が中国を支配したとき、陽城《=河南省》に陳渉という男がいた。小作人として働いていたが、耕作の手を休めて畔に行き、身の上を嘆くことしばらくして言った。「もし富貴になろうと、互いのことを忘れずにいよう」すると仲間たちは、笑って答えた。「お前さんは人に雇われて耕している。なんで富貴を望めようか。」陳渉はため息をついて言った。「ああ、燕や雀のような小鳥に、どうして鴻や鵠のような大きな鳥の気持ちがわかるだろうか。

 ちっぽけな人間(小鳥)である鈴芽と椿芽には大鳥(神=ダイジン)の大きな志を推し量ることはできない、とも読める。

 

 ここで、冒頭で触れた考察ツイートに論を戻したい。

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 鈴芽は、まさに神であるダイジン(鴻鵠)に伝えた「うちの子になる?」という言葉を忘れているのである。対してダイジンは石から猫に姿を変えてなお、鈴芽(小鳥)の言葉を憶えている、という構造になっている。


 鴻鵠とは大きな雁や白鳥のことであり、それを神の隠喩と仮定すると、燕雁代飛(常世へ旅立った椿芽と入れ替わりに、雁=ダイジンが訪れた)と読むことができる。


 以下は蛇足かもしれないが、鴻雁が人々にどのようなイメージを与えてきたのかについても少し触れたい。

 鴻雁哀鳴という蘇軾 (そしょく) の詩に由来する熟語が存在する。ひとつの場所に留まらず流浪を続ける鴻(大きな雁=サダイジン)雁(小さな雁=ダイジン)が哀しげに鳴いているようにうつることから転じて、帰る場所を無くした存在の辛苦を表す言葉。要石達は常世の存在となったことで現世において帰る場所を喪った存在に思える。

 また、雪泥鴻爪という言葉からは、鴻(要石)の爪痕は雪どけのぬかるみのように現世には残らない、とも読める。

「人生到処知何似、応似飛鴻踏雪泥。 泥上偶然留指爪、 鴻飛那復計東西」

《雪解けのぬかるみに残された鴻 の爪 あとの意から》世間の出来事や人の行いなどが消えてしまって、跡かたのないこと。

 鴻雁を要石の比喩と仮定した場合、現世での姿を失った要石たちの立場とどこか重なってみえる。

(ちなみにサンスクリット語では、 雁と白鳥を指す言葉は、 いずれも 「 ハンサ」hamsaである)

 後述するが、草太の名の由来が草薙の剣ならば、その剣の持ち主は日本武尊(やまとたけるのみこと)となる。日本武尊は死後白鳥(すなわち神の化身)になったとされている。閉じ師の家系からは時として神となる要石が輩出され、一族はその神の神威が保たれるように祈りの旅を行い、要石とは協働体制あるいは相互補完するような形(祖霊祭祀とも重なる)要石を鎮め、そして悼む祭祀を司ってきたと読むこともできる。

 

 

5.  燕考〜盲目を治す石、龍神の伝承、孝行譚〜  

   ロングフェロー南方熊楠『燕石考』

 燕が海辺から運んでくる石は燕石と呼ばれ、雛の盲いた目を治すという伝承がブルターニュ地方をはじめ各地にあり、南方熊楠が『燕石考』でロングフェローの詩を引用している。

 

納屋の中 垂木の上の 雛鳥がひしめいている燕の巣まで

何回もよじ登っては 熱心に探したものだった。燕たちが

雛の盲を治すため 海辺から運んでくる不思議な石を。

燕の巣でこの石を見つけた者は 果報者とされているのだ。

   ロングフェローエヴァンジェリンあるいはアカディの物語』

 

 椿芽が海にいったことで鈴芽のもとに後ろ戸が開き、鈴芽は常世に続く後ろ戸に惹かれるようになった。幼い鈴芽は生きながら常世にいくほどの孤独と別離を経験した(母のいる常世へ赴くほどの孤独)。

 そうして常世の中で未来の鈴芽と後ろにいた草太に見守られながら(要石や草太でもあった)椅子を渡されたことは、冒頭で初対面のはずの草太を見た時に「どこかで会ったことありませんか?」と追いかけることに繋がる。

 つまり、遡れば、椿芽との別離がなければ幼い鈴芽が常世にいき草太と巡り合い、草太を追いかけて後ろ戸にある要石を引き抜くことにはならないのである。要石でもある草太とダイジンは、椿芽が愛娘・鈴芽の盲目(自分の行いが周りへもたらす影響が見えていないために自他を傷つけてしまう状態)を治癒するためにもたらした燕石のような存在だと読むことができる。

 

 

 ⑵常世の鳥、龍神の贄としての燕

 

燕肉を食べた時には水に入ってはいけない、蚊龍に呑まれる恐れがある

                『博物志』

 

 また、小島瓔礼によれば「ツバメは水界とかかわり深い鳥と考えられ、竜が好むので、祈祷家はツバメを用いて竜を招き、雨を祈ったという。日本で秋田県福島県に生きたツバメを池などに投じて雨乞いをしたのも、同じ信仰であろう。渡りの習性から、異郷(他界)と現世を結ぶ神秘的な鳥とされた」とある。

 

 贄としての椿芽なのだとシンプルに解釈することもできるのだが、これまでクリエイターとして『君の名は』『天気の子』を生み出すにあたり、被災した人々への配慮をあれほど重ねた(傷つけないための配慮を重ねすぎたといってもいいほど、苦悩の痕がみてとれる作品群だったように思う)新海誠監督…震災に向き合い続けた人物が、安直に椿芽=贄、という構造をストレートに採用するだろうか、と考えると違和感を感じる。

 神々によって連れ去られたと解釈するのであれば、生贄という暗いニュアンスより、災害によって椿芽が常世へ渡ったことへの捉え方としては、神は愛する者をすぐ連れ去る(God takes soonest those he loveth best.)というニュアンス、即ち神の愛ゆえに訪れた離別と受けとるほうが妥当に思える。

 

 

 ⑶環の結ぶ雀孝行と因縁譚

 日本各地に《雀孝行》と呼ばれる話が存在する。様々なバリエーションがあるが、いずれにも共通するのは、親の臨終に際して、雀はすぐ駆けつけたが燕は身支度をしてから向かったために間に合わなかった、という流れである。

 ツイートしたようにサダイジンが環を通して因果や因縁による学びを魂にもたらしたとするならば、その背景には因縁によって生じる輪廻転生を肯定する世界観があっても不思議ではない。

 鈴芽を引き取った環の字は巡りや輪の意味をもつので、私のように日頃から靈魂の世界に触れるものにとって、その字から「輪廻転生」や「因果律」というイメージは切り離せないものがある。

 仮に椿芽=燕であるとすれば、その燕は人の姿に転生し、今度は親の立場になり自らの死を見届けてもらえない経験することで、燕だった頃の行いの影響力を識り、魂がそうした経験を積む、という構造が折り込まれていると解釈することも可能になる。

 

 

 

6. ダイジン考〜幼き要石の謎、猫神信仰〜

 ⑴古文書から解く子どもの神様像

 草太はダイジンの言動について気まぐれは神の本質だ」と言っているが、それは自らが人柱として神になる可能性があるとは夢にも思わない、すなわち他人事として片づけている時点での発想である。

 そもそも神の境地は人には理解できないものであるいうニュアンスの台詞はまるでもっともらしく聞こえるのだが、この時の草太は、ダイジンの立場や役目について思いを巡らせることから目を背けている。

 感謝などされなくとも人知れず自分たちの日常を支える要石の役割を引き受けてくれてきた神・ダイジンがなぜこんなにも不可解な言動をするのかを、草太は気まぐれに過ぎないと決めつけて思考停止してしまい、その奥に存在する理由を考えることをはなから放棄しているのである。

 

 ダイジンについて、新海誠監督は「子どもの神様のイメージ」と発言している。

「東の要石 黒猫の姿なる大神 此れ以てしても 安政のなゐの神 留め叶わず 大地震ありけり 黒石抜けたるを 閉じ師 宗像一族直ちに修復せん」

と作中の古文書にあることから、安政の大地震に際して、閉じ師は一人ではなく"一族"で修復したことが予測される。

 想像の域ではあるが、一人で鎮めきれない規模の災禍ならば、資質のある者は老若男女問わず一族皆駆り出されて全力で閉じた状況である可能性が高い。誇りを持って萬民のため閉じ師を継いできた一族が、民の未来を担う次世代の閉じ師となる幼な子を要石にすることを良しとするとは考え難い。

 総員で後ろ戸を閉めようと臨んだものの力及ばないほどの大災害の真っ只中(押し開かれようとする江戸城ほど大きな門を閉めるには複数の大人の力が必要ではないかと思われる)、幼いダイジンは自分が要石になれば皆が助かると気がつき(作中におけるすずめへの健気な献身をみても、神となる前からそうした清らかさをたたえた存在であり、それゆえに幼ない身でも要石になりえた可能性が高い)、みずからその役目を引き受けたと考える方が自然に思える。

 

 また、作中ダイジンが「人がいっぱい死ぬ!」と言ったことに対して疑問を持った方が多かったようだが、ダイジンは情緒の未発達な子ども時代に要石になっているため、共感力などを育むための経験をする時間もなかったことが推察される。

 草太が要石になる過程で氷漬けになり人間的なあたたかな感情を失っていく描写から、そうでなくても未発達な存在の心が更に数百年凍えていったことを想像すると、人間的な情緒や思考が脱落あるいは氷結したような存在になっていくのは、むしろ当然の成り行きのように思われる。

(サダイジンはそうした発言を全くしていないことから、情緒が成熟してから要石になったであろうサダイジンとダイジンの違いが発生しているととれる)

 東京上空にミミズが落ちたらどうなるのか説明するときも、(幼い頃に要石になり心が凍えて感情が脱落していった状態のままなので)要石を担う重みを知らない草太へ、(神としての本性として、機械的に)相手をモノとして扱おうとする行為の意味を、身を以て学ばせているだけのように解釈できる。(モノとして扱う草太と、その態度を鏡のごとく反射するダイジン)

 

 また、ダイジンは要石としての役目を理解しているため、鈴芽がミミズを鎮めるたび、素直に「すずめ、すごーい!」と賛辞を送っている。

 ここで冒頭のツイートを引用したい。

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 神は人の敬により威を増し…のとおり、ダイジンは鈴芽から母性を感じるような態度をされたので、鈴芽に対しては後ろ戸を閉じる場所へ鈴芽を導き育む親のような見守り方もしている。

 そして同時に、後ろ戸の場所へ導く際も、子が親に褒められたがるように、閉じなくてはいけないものを見つけたことを鈴芽に褒めてもらいたい気持ちで嬉々として報告していたと解釈できる。

 

 草太とはモノとして扱う関係を、鈴芽とは母子関係を、エゴのないダイジンが鏡の役目を果たして再現している

 

 

 ⑵ダイジンのモチーフ〜大臣と大神〜

   公式パンフレットには「古来から猫は異世界への案内役というイメージがあり、新海誠監督が猫好きでもあることから。強大な存在で大事な役割を担っているということで大臣=ダイジン。同時にダイジン=大神の意味も込められている」とある。

 今でこそ大神は"おおかみ"と読まれることが多いが、大神ヶ嶽や東京大神宮のようにダイジンと読まれることも少なくない。偉大な神様を表す時に用いられる尊称である。

 

 新海監督は閉じ師のイメージを"裏天皇のような存在"と言っているが、大臣というのは天皇を補佐する存在であり、実際のマツリゴトの実権を握る要となる役職でもある。

 すなわち、裏天皇として祈る役目のある閉じ師と、身体を張ってミミズを鎮める要石たちの役割はまさに帝と左大臣右大臣の構造そのものなのである。

 なお、左大臣は右大臣よりも上位の立場にあたる(神社でも、左側はより上位となる)。お雛様を見ても、左大臣は老成した姿を、右大臣は若い姿をとり、作中のサダイジンとダイジンと重なる構造となっている。

 ちなみに、実際の歴史で大臣職に奉じるのは公家、即ち天皇家の血の流れている帝の末裔である。宗像一族が閉じ師の血筋であり、その一族の一員であったであろうダイジンが要石(大臣)の役割を果たしていると読むことができる。

 

 

 ⑶.猫の神様〜田代島の伝承〜

 猫神信仰といえば、宮城県の田代島にある猫神社が有名である。当然ながら被災地の一つであり、猫を神として据えた監督が田代島の伝承を調べていないとは考えにくい。

 田代島の猫神社では、錨を作るために砕いた岩が当たって猫が亡くなってしまい、胸を痛めた頭領が手厚く祀ったところ、それから大漁が続くようになったという。

 古来より猫は天候のわずかな変化を感じとれることから、漁の予測をする時に頼りにされてきた歴史がある。

 猫が微細な自然の変化をキャッチする優れた能力を持つことは、災害をもたらすミミズが出現する場所へ的確に鈴芽たちを案内する要石の役回りとも正確に一致する。

 そして切ないことではあるが、死期を悟った猫は行方をくらませると昔から言われるように、ダイジンとサダイジンもまた、常世(死者の赴く世界でもあるため)に姿をくらませる存在である。

 なお、養蚕業の盛んだった頃、猫は蚕を脅かす鼠を狩る守り神のような存在でもあった。そうした背景もあり、養蚕業の盛んだった東北には猫神社が多いとされる。

 実は天岩戸神話で天照大御神が天岩戸に籠ったきっかけは、機織女が驚いた拍子に怪我をして亡くなったショックが原因である。

 猫は、天照が岩戸に籠る以前には、天照が大切にしていた機織女に必要な絹をもたらす蚕を守り、巡り巡って天照の心を守り、その太陽神としての役目を果たすための環境を整える一端を担ってきた存在であるともいえる。

 

 

 

 

 あまりに長くなってしまったので、ここで区切りましたが、以上は前編です。後半ではヒミズ祝詞、ヴィヨン考、賀茂真淵八咫烏、靈木と巫女、閉じ師と巫女、後ろ戸、神話ベースの名前について綴る予定です。

 

 元々、鑑賞後に周りからいただいた質問にお答えしていたら、ぜひ呟いてほしいとのリクエストがあって綴り始めたのがきっかけのTweetでした。

 

 思いがけず沢山の方に喜んでいただけたようで、続きが知りたいと色々なメッセージをいただき、嬉しい思いで拝読しました。ありがとうございます。

 

 とはいえ、執筆にも時間が必要なものなので、もしよろしかったら下記より応援していただけると幸いです。

 

https://qr.paypay.ne.jp/p2p01_6syF3LekaAp2iK02

 

 

 さて、すずめの戸締まり繋がりでこちらの記事に辿り着いた方には馴染みがないと思うのですが、私は日ごろから、国拝みという、閉じ師の行うような、祈りの旅をしています。

 閉じ師のような役目を担う存在というのは、その規模も領域もそれぞれですが、実在します。

 国祈願は基本的に秘事ですし、あけっぴろげに踏み行ってはならない閉ざされた神域へ向かうことも少なくないため(本来入れない場所に、その土地を守り継いできてくださった方が通してくださることになるため)

 このブログで書き記せていることはほんのさわりに過ぎないのですが、もしそうした祈りに関心があられましたら、他の記事もご覧いただくとよいかもしれません。

 

 

7. おわりに

 私は産まれた土地が東日本大震災で壊滅的な被害を受けた女川生まれ(育ちは内陸)ということもあり

 震災の描写があると聞き、具合が悪くなったりしないだろうかという恐怖心も抱きながらの鑑賞になりました。

 実際、常世において船が乗り上げたシーンが映り込んだ時は、動悸と共に心臓がぎゅうっと握られるような、血の気が引いて手先が冷たくなっていくような感覚があり、手のひらを握りしめながら(どうかこれ以上辛くなる描写が続きませんように…)という祈るような思いで観ていました。

 クライマックスで鈴芽が実家の瓦礫跡に行ったシーンでは、震災直後ご遺体置き場にされていた高校時代に遊んだ岩沼のボーリング場の景色だったり、今も女川に向かう途中に広がる荒涼とした景色が、重なるように見えていて。

 実は今でも辛くなってしまうので、お参りの時を除くと、以前のようには女川に行けないのです。

 大好きだった漁港のシラス干しの景色も、第三保育所に向かう途中にあった桑の実がないことも…

 そうしたささやかな、地続きの日常風景が突然無くなったことに、適応できない…適応してしまっては不義理なのではないかと恐れる自分が今でも存在します。

 

 監督が創作に行き詰まり眠れない夜があった話を出演者の方が仰っていたように、非常に難しいテーマですから、どれほど心を砕きに砕いても、誰かの傷に触れることを避けられない話です。

 慎重すぎるほど慎重に、繊細に震災に向き合ってきてくださった新海監督の作品だからこそ、勇気をもって劇場に足を運んだ方も少なくないのではないかと思います。

 命を悼むこと、土地を悼むことを胸に、11年に及ぶ難産を経てこの作品を生み出してくださったことへの感謝と、(おこがましいことではありますが)心からの労りの念を禁じ得ません。

 作品を通して、悼むこと、生きること、祈ること、そして自らの姿を知ることによってもたらされる根源的な癒し…挙げればきりがありませんが、そうしたテーマにここまで真摯に向き合ってくださった監督に、心からの感謝を申し上げます。

 

 新海監督、野田さんはじめ(彼岸に片足を突っ込んでいた高校時代、祈跡や螢は命を支えてくれた曲でした)、この作品を世に送り出してくださった方々とその日々を支えてくださった皆様への心からの謝意を捧げ、その心願の成就と幾久しく祥ふる道を、深く言祝ぎ申し上げます。

 

 そして、こちらの拙い記事をご覧くださった皆様のご多幸と、なによりその心身の安らぎを、心よりお祈り申し上げます。

 

 いよいよ本格的な寒さとなりました。どうかくれぐれも、かけがえのないお身体をおいといいただけますように。

 

 

             目黒盛智恵 拝

 

 

 

国祈願巡拝記 東寺、叡山編

夏の暮れ、季節の変わり目ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

大変ご無沙汰しております。

 

随分と更新できずにおりまして、申し訳ないばかりです。

 

実は3月の伊勢巡拝から下書きがいくつかたまっているのですが

 

ひとまず直近の関西巡拝について、まとめたいと思います。

 

 

 

初日は京都

 

清和源氏発祥の宮とされる六孫王神社

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諸々の祈念を捧げ

 

弘法大師空海に謂れのある弁天さまへ


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社の横でお水をいただき簡易の禊を行い、心身を清めてから

 

真言を唱えながら真清水を灌頂される瞑想を行い、身口意を浄め

 

これからの巡拝に備え、心身を調律していきます

 

そして東寺へ向かい、観智院へ(お祈りに集中しすぎて写真を撮るのを失念しておりました)

 

観智院では三国伝来の虚空蔵菩薩さま、そして愛染様に祈りを捧げ

 

講堂、そして金堂へ。

 

五体投地を行い祈りを捧げている間

 

不思議と人払いの状態になりまして

 

静かに、ゆったりと拝みきることができました

 

祈りの中で

 

薬師如来様と阿弥陀如来様、毘盧遮那仏について

 

色々と識ることになりました

 

(密教的なことなのでみだりに言及したいと思えず、敢えて文章にしていません。直接確認してくださればどなたにでもお話しさせていただきますので、お気軽にお申し付けください)

 

東寺は、国の未来を祈られてきた場ですので

 

やはりとてつもなく祈りやすいです。

 

 

 

 

そして、平安神宮


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当初予定はしていなかったのですが

 

源氏とくれば、片参りではいけません

 

あれよあれよと、桓武帝より始まる平氏の宮でもある平安神宮

 

 

 

平氏の、逞しく世を染め上げた靈威たるや……

 

何事においても言えることですが

 

やはり全ての土台となるのは怨親平等の祈り

 

敵味方なく祈ることなくして、世の安寧を祈ったとはいえません

 

 

翌日の叡山参詣を控えて

 

比叡山を庇護した桓武天皇の宮へ参るのは

 

必要で、至極自然な流れだったように思います

 

 

 

 

現代においても、さまざまな戦が、さまざまな領域でありますが

 

すべての土台は、修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)から

 

身の内に正義があり、何かを断罪したい衝動や許せない思いが強くあると

 

平らかに怨親平等の祈りをすることが難しくなります

 

世の平和を祈る前に

 

自らの心の傷や、救われなさごと、赦し、癒していかなくては。

 

自らの心の傷に目を瞑りすぎてしまうと

 

フラットにしているつもりでも

 

思いがけない歪みが生じてしまいます。

 

傷を自覚しながら、傷を引き受けながら

 

おだやかに、傷と共に生きていけるよう

 

世界を変える祈りを行うより前に

 

足場である自らを支えていくことが大切なことだと感じるばかりです。

 

 

 

 

 

そして、最澄さんに縁深い場で

 

阿弥陀様への勤行・礼拝を行い

 

涙の出そうなほど切実で清らかなお念仏を拝見し

 

貴重な御線香をいただき(その節は本当にありがとうございました)

 

初日の日程を終えました。

 

 

 

 

 

 

そして翌日、比叡山

 

叡山電鉄から降りてすぐ、蝶々がかわるがわる現れては道案内をするかのように羽ばたいて。

 

ロープウェイから降りて登っていくと、2頭の鹿が現れました

 

全く逃げず、こちらを眺めながらずうっと佇んでいました


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鹿とわかれて山に入ると、また蝶々が、かわるがわる進行方向に進んでゆきます(この日は一日中蝶々の案内があったので、この後の蝶々の話は控えますね笑)

 

鎮護国家の石碑があり
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ここを通り過ぎると、新羅明神を見神しました

 

白髭の翁の姿で現れたのですが

 

この日、比叡山をご案内してくださったのが

 

圓珎さんと縁深い僧侶の方でしたので

 

なるほどそれでと膝を打ったのでした

 

新羅明神さんが示してくださっていたおかげで

 

当初は予定していなかった道に踏み入ると(少し遠回りになるのですが、行かなくてはと急に惹かれて向かった道でした)

 

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現れたのは山王院。

 

まさに新羅明神が守護されていた天台の座主・圓珎さんが住まわれていた塔頭へ辿り着きました

 

(今は円珍さんと記されることが多いのですが、雰囲気がかなり変わってしまうため、元々の表記である圓珎さんと書かせてください)

 

 

 

その後、透き通る光射す山道を歩いていると

 

美しい鹿毛の馬に跨った道真公を見神

 

そもそも道真公を意識することがこれまで全くなかったので、きょとんとしていたのですが

 

何度も何度も、こちらの歩みに合わせて慈しみ深い眼差しで振り返りながら、道を先導してくださいました

 

あまりに穏やかで慈愛を感じる佇まいで、胸がいっぱいに。

 

(とはいえ、道真公といえば牛のイメージでしたから、どうして馬なのかしらと思い、帰宅してから調べたところ、道真公は馬でよく比叡山に来ていたそうで、天神乗りという騎乗法がある程ということを知りました)

 

道真公のおかげで、終始とても穏やかな流れで優しい空気に包まれての参詣になりました

 

 

 

比叡山の中心部では


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法華総持院東塔で祈り

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阿弥陀堂で祈り

 

 

そして、戒壇院へ


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戒壇院では少々特別なお祈りを。


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大講堂では、ちょうど前日に意識を向けていたアーナンダや天台大師の御影があり

 

最澄さんはもちろん圓珎さん、最澄さんの誕生にまつわる観音様をはじめ、様々なご神仏にお祈りする形となりました。

 

 

 

 

そして、根本中堂へ(工事中でした)

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ちょうど毘沙門天様への勤行と薬師護摩がはじまったタイミングで

 

天高く立ち昇る浄焔の中

 

世界平和、そしてコロナ関連の困難が解けること

 

何より、突然の別離による耐え難い痛みが和らいでいきますよう

 

諸々の事柄を一時間半ほど、お祈り申し上げました

 

そして、文殊楼へ


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お参りを終えて、叡山会館へ向かう途中

 

ふと道を誤って天台大師のお像を祈ることになりました

 

祈っていると、綺麗な巳さんの抜け殻があることに気がつきました


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清らかさから、これは神使の巳さんだな、と感じたので、そっと手にとって

 

この日のお参りに深くかかわる叡山の弁天堂までご一緒しました

 

 

 

ちなみに、写真に撮り忘れてしまったのですが

 

叡山会館に向かう途中に小さな社があり

 

妙に気になり、脇道を登ってお参りしようとしたところ

 

そちらは天神様のお社でした

 

まさに、薬師瑠璃光如来様の根本中堂、そして文殊楼でのお参りを終えたタイミングでした

 

 

 

そして、星峰稲荷さん、出世大黒天堂、叡山会館前のお不動さんにお祈りしました
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そして、千日回峰行を行われる塔頭・無動寺へ


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中に入れないかと思いましたが

 

坊守さんが昇段しての参拝をお許しくださいました

 

しっかりとお祈りさせていただけて感無量の中

 

無動寺の弁天堂へ

 

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神使の巳さんを遣わせてくださったことへの御礼を申し上げたあと

 

国の祈願をさせていただきました。

 

 

 

この日の祈願はこの後まだいくつかあるのですが

 

今日は一旦、このあたりで。

 

どうか皆様にとりまして、今宵が穏ひでやわらかな夜となりますように。

 

 

 

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天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

また、お振込みの手数料がなく振込みの手間も少ないと教えていただきましたので、PayPayIDを開設させていただきました。

 

PayPayお振込先

https://qr.paypay.ne.jp/GQLbNN1M58oPAw64

【ID】ki48 

(kiき4し8ゃ=喜捨、と覚えていただけると幸いです)

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご希望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

 

 

国祈願巡拝記 讃岐編

お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

今日、氏神さまのところへお参りにいったところ、急いでご報告できていない分の巡拝内容をブログをあげるようにとの神託がありましたので、急ぎ筆を執っております。

 

それでは早速、昨年の讃岐巡拝について綴らせていただきます。

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成田空港から始発の飛行機にて、香川へ。

 

到着後、まず第一に向かったのは讃岐国一宮、田村神社さんです。

 

コロナの災禍転福はもちろんのこと、諸々の国の安寧、民の平穏無事を祈願。

 

お社に着くまでは曇天でしたが、この後のお参りが自転車と徒歩になることもあり、お天気ですと有難いです、といったこともお願いしたところ…
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天気予報を覆す形で、みるみる雲が晴れていき
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お参りを終える頃にはすっかり晴れて青空が広がり、眩しいほどの陽光が降り注ぐ様子となりました。水神としての性格も併せ持つ田村の大神様の御神威はまことにあらたかです。

 

境内には安産や病気平癒を司るそばくら社があるため、コロナウィルス禍での妊娠出産そして産後の母子の健康や諸々の病への対処がどうか遅れてしまうことのないよう

 

神様方におはからいいただけるよう……そして医療従事者の方やその周囲で支えるご家族の方々はじめ、渦中において心身の参ってしまう方々が少しでも早く癒えて和らぎますように等、諸々の祈念をいたしました。

 

お稲荷さまもいらっしゃるので、そちらでは国の経済的な打撃が最小で済みますよう、そして生活に困窮する方々が住むところ寝るところ働くところに困らぬよう、諸々の祈願を捧げました。

 

 

そして隣にある神宮寺、一ノ宮寺さんへ。

 

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こちらの御本尊は聖観音さまです。皆様の心身の安全安寧、そして快癒を祈念。

 

そしてお不動さんのお堂へ。一ノ宮寺さんは、とても美しいお不動さまがいらっしゃいます。こちらは毎月縁日の時はお堂が開かれ、お護摩を焚かれるとのことです。


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一ノ宮寺を出て歩いていくにつれ、あまりに晴れすぎて、10月とは思えないほどの陽気になってまいりました。(私と一緒に巡拝したことがあると経験済みの方も多いかと思いますが、お天気についてお祈りするとびっくりする晴れ上がり方をして汗だくになることが多いです。さすが神様といいますか、、凄まじい晴れ具合といいますか……)

 

思いがけない気温の急上昇と、水分を摂ることも忘れてお参りに集中していた反動もあってか、軽く熱中症の症状に…(苦笑)

 

次の目的地に向かう前、立ち寄ったパン屋さんでなぜか季節外れの冷凍甘酒がビニールパックで販売しており、そちらを首に当てて命拾いしました。

 

琴平駅に着く頃には目眩もおさまり、電車を降りると体がふわっと軽くなりました。

 

熱中症になっているくらいなので体力的に金毘羅宮さんへのお参りをすればかえって周りの方へご迷惑をおかけしてしまう可能性もあるのではと懸念していたので、驚きました。

 

みるみる体がすっきりして、調子が戻ってしまったのと、金毘羅宮さんのお山があまりに輝いて見え、心身が惹き寄せられる様子でしたので、お参りできるよう神様から補助していただいているのだと感じ、参詣することに。


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785段の石段を登り、無事にお社へと到着。

 


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諸々、思うところがあり、些細はこちらでは伏せますが、様々なことをお祈り申し上げました。
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境内から望む讃岐の景色の雄大さと、変わらずに在り続ける神々の大きさ、命の大きさ、そして小ささ、人の世のことわり、様々なことをただただ諭していただいた時間だったように思います。
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この体調でここまで招いていただけた御神慮への感謝を胸に、奥宮まで伺うのは望みが過ぎると思い改め、下山することに。

 

 

そして、紀貫之が本社と誤って下山してしまったとされる旭社への参拝を。f:id:tenjo09:20220209222227j:image

思いがけず向かった金刀比羅宮でしたが

旭社にて久方ぶりに、本当に納得できる水準での国拝み(通常の祈願とはまったく次元の違った働きかけ方をする。イアンブリコスのいうところのテウルギアとその先の領域)ができ、安堵しています。

 

 

同時に、何故人の体で生まれたのか、そうした魂の記憶についても、あらためて思い出したのでした。

 

参拝を終えて金毘羅さんの方を臨むと、美しい陽光が輝いていました。
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そして宿に到着し、翌日に備えて就寝しました。

 

 

 

元々巡拝費用の節約のため、レンタサイクルでのお参りを計画していたのですが、レンタサイクルのある場所までの移動距離も数キロあり、ダメ元で今回お世話になった遍路民宿鶴吉公式ホームページ 善通寺に近い遍路民宿です、美味し家庭料理の宿鶴吉 -というお宿のご主人にお話したところ、有難いことに、ご主人が昔使っていたママチャリを貸し出してくださることになりました。

 

宿泊費の節約のために選んだお宿だったのですが、とても朗らかなお人柄のご主人で、民宿も大変お手入れが行き届いており、ご主人の細やかなお心尽くしが至るところに散りばめられた、この上ないお宿でした。お遍路をしていてまさかあんなにふわふわのタオルや綺麗なお風呂を使わせていただけるとは夢にも思っておりませんでした。ご主人の作られる家庭料理もとても美味しく、滋養あふれるものでした。

 

70〜79番あたりのお遍路を考えていらっしゃる方はぜひ鶴吉さんに行かれてみてください。私としても、また必ず伺いたいお宿です。

 

 

 

さて、二日目は朝から71番弥谷寺さんへのお参りです。

お借りした自転車で弥谷寺のあるお山を登り、道の駅?に駐輪し、そこからは徒歩で。
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山門を抜けて進んでゆきます。
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こちらは108段あるとのこと。
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本堂まで登り、宗教的な側面に限らず、あらゆる方面から国の困難を解消する手立てを考案し指導されたお大師さんが学を修めたとされる場で、このコロナ禍の中、様々な政や世の中の流れが世のため人のために行われていくよう、そうした知恵が世にもたらされていくよう御神仏に導いていだだけるように等、しばらく祈願を捧げました。
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そして千手観音様のいらっしゃる本堂へ。
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五体投地を行い、その手によって、こぼれ落ちることなく、弱い立場にある人が掬い上げられますように等、しばらく祈念いたしました。

 

 

弥谷寺での祈祷を終え、72番曼荼羅寺へ。
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毎度のことではあるのですが、不思議とこちらはお参りするたび、帰ってまいりました、という心地になるお寺です。

 

お大師さまのご母堂の御供養のために建立されたお寺でもありますので、お大師様が帰幽された大切な方の魂の安寧を願われたその心と同様に、コロナ禍において帰幽された方々の御魂の無念や悲しみ、そして遺された方々の胸の痛みが和らいでいかれますように、そして離れ離れになって面会もままならない全ての方々の心痛が和らぎ1日も早く再会できますよう、お祈り申し上げました。
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そして73番出釈迦寺

こちらはお大師様が7つの頃に大きな誓願を立てたとされる天女様とお釈迦様の霊場です。
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金剛杖をお借りして、奥の院まで登拝。なんとか暗くなる前にたどりつきました。
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コロナの影響で今は満月の日のお籠りをされていないとのことでしたが、コロナ前に起きていた豪雨災害後の復旧が行われており安堵しました。

 

そして、随一の霊場である捨身ヶ嶽禅定へ。
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暗くなると足場が見えなくなるため、時間との競争でしたが、山頂付近にあるため陽光を遮るものも少なく、禅定周辺だけ明るく照らされていました。


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お供物を捧げ、諸々の事柄を祈願。

しばらく祈りあげてから、下山しました。
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ご祈祷を終えると既に夕暮れ時です。
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お天気に恵まれて、お参り中雨に見舞われることもなく、有難い1日でした。

 

 

そして三日目。74番甲山寺
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本堂と大師堂と毘沙門堂での御祈願を終えました。

 

次は、76番金倉寺
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この日は訶梨帝母さんの縁日でしたので、訶梨帝母様へ柘榴を捧げるご祈祷を申し込み、安心して子育てを行える国になっていきますよう、そして子育てや妊活、婦人科系の諸々の懸念事項がほどかれて安堵していけますよう、授かることや出産にまつわる苦悩、産まぬ苦悩があらゆる面でほどかれていきますよう、重ねて祈念いたしました。

 

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金倉寺さんの訶梨帝母さんのお堂は、訶梨帝母様がお好きだとされる柘榴のお香が焚きしめられており、本当に美しいお堂でした。

 

副住職さまの奥様がお接待に柘榴茶?を朗らかに、そして丁寧な応対でやわらかに振る舞ってくださっていたのですが、お堂の中もとても美しく大切にされているご様子が伝わり、有難いばかりでした。

 

僧侶の皆様への感謝も勿論ではあるのですが、お寺の奥での雑務を支えてくださる信者さん、そして陰に日向に多くの雑務を支えてくださる奥様方のお力のおかげでこんなに素晴らしいお参りをさせていただけているのだと改めて感じ、お寺に嫁がれたり、支えておられるご家族や、尼僧さん方の安寧を希うばかりです。いつもありがとうございます。

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こちらは金倉寺さんの、お薬師様のお堂です。コロナ対策もあり、広いお堂のあるこちらで当面はご祈祷を行っておられるとのことでした。
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そして77番道隆寺へ。

諸々思うところがあり、薬師様へのお護摩を40分ほどかけてじっくりと行っていただきました。
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そしてご祈祷が終わると、薬師様も随喜しておられたのか、美しい夕空が。修してくださった阿闍梨様への感謝の思いと共に祈りを結びました。
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そして四日目はお大師さまのお誕生処、別格20霊場でもある、屏風浦海岸寺へ。

 

以前修繕が必要な状況だとお寺さんへお伝えしていたことのあった椿弁天様のお社ですが、無事に落慶した際にお知らせをいただいていたので、お参りに伺えるのを心待ちにしておりました。御住職さま自らご案内してくださり、この上なく有難いお時間をいただきました。
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ちなみに、海岸寺さんの境内には、こんな絶景ポイントが。見事な松の円ですが、実は海岸寺奥の院のあるおたらい山にある文殊堂前にも、知恵の輪を象徴する円があるのです。御住職様と奥様の暖かくてまどかなお人柄にも通じるような、沢山の方々の縁をまぁるく紡いでおられる海岸寺さんにぴったりなオブジェ(?)だな、などと思いながら、拝見していました。
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そして大師堂へ。
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大師堂での参拝の後、お大師さんの産土さんである熊手八幡宮さんへもお参りしました。
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お大師様を導いて下さったようにお導きをお祈りすると、吉祥の光。
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そして奥の院の除障不動様のところで、御住職にお願いしてお護摩をじっくり1時間以上かけて修していただきました。

 

そしてこちらが、おたらい山から望む景色です。

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最終日は、75番善通寺
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諸々の祈念を結ばせていただきました。

 

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この度の巡拝を無事に結ぶことができましたのも、ひとえに旅の安全を願い、朝な夕なに、巡拝の成就を祈り、様々な形でご支援くださったみなさまのおかげです。

 

昨年もまた、沢山の方から、喜捨のお力添えをいただきました。おかげさまで飛行機代など工面することもでき、参詣が叶いました。改めまして、深く御礼申し上げます。

 

至らぬ私ではありますが、今後とも引き続き精進してまいります。

 

今後とも、ご負担のない範囲で、大きなお心でのご理解ご厚情のお力添えをたまわれますと幸いです。

 

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つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

また、お振込みの手数料がなく振込みの手間も少ないと教えていただきましたので、PayPayIDを開設させていただきました。

 

PayPayお振込先

https://qr.paypay.ne.jp/GQLbNN1M58oPAw64

【ID】ki48 

(kiき4し8ゃ=喜捨、と覚えていただけると幸いです)

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

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大寒も過ぎたとはいえ、関東甲信は明日は大雪の予報です。

 

北海道や日本海側の大雪被害のニュースも気がかりな今日この頃です。

 

皆様どうか御身第一に、心身を労り、慈しんでお過ごしいただけますように。

 

現在は次なる巡拝のスケジュールを組んでいる最中ですが、昨年分の記事もまだまだ書けておりませんので、ご報告のため、追ってそちらも綴っていかなくてはと思っている次第です。

 

なかなかご報告ができない中でも、巡拝の無事を祈り、お力添えをいただいている皆様からのお心のおかげで歩んでくることができました。

 

改めて御礼を申し上げると共に、皆様の胸を傷める憂いがほどかれていきますよう、そして何より日々のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

 

いつもありがとうございます。

 

 

目黒盛智恵 拝

令和の国祈願巡拝記 令和元年編

晦日となりました。

 

今年は、どのような一年だったでしょうか。

 

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これより、天下泰平、国土安穏、五穀豊穣、風雨順時、皆様の無病息災を願い、年越しの大祓を行うため、駆け足にはなりますが、おかげさまで無事に遂げられました本年の国祈願の記録をご報告させていただきます。

 

 

 

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伊豆山神社

 

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榛名神社


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御岩神社


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大洗磯前神社


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大嘗宮


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鹿島神宮


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香取神宮


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息栖神社


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住吉大社


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今宮戎神社


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宝山寺(生駒聖天)


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東大寺


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手向山八幡宮


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水谷神社

 

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春日大社


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大神神社


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大和神社


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石上神宮


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伏見稲荷大社


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貴船神社


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上賀茂神社


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東京大神宮

 

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明治神宮


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靖国神社


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本年、無事に巡拝を終えられましたのはひとえにお力添えを下さったおひとりおひとりの御心のおかげです。

 

大切な祈りを私に預けてくださり、かげにひなたに、朝な夕なに、あたたかく見守ってくださったお心に照らされ、そのお力あってこそ、惟神の道を歩ませていただくことができました。

 

令和元年も後少し。これより神明社にて、年越しの大祓を奉斎して参ります。

 

皆様にとりまして、心清々しい令和元年の結びの日となりますよう。また、これからの日々のいよいよの弥栄を心よりお祈り申し上げます。

 

 

本年も誠にありがとうございました。

 

 

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至らぬ私ではありますが、今後とも引き続き、大きなお心でのご理解ご厚情のお力添えを謹んでお願い申し上げます。

 

 

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来年もまた、国拝みの巡拝ならびにご神行を続けてまいります。

 

つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。

 

 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  

喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。

 

【金融機関名】ゆうちょ銀行

【店名】〇一八【店番】018

【預金種目】普通預金

【口座番号】8919773

【口座名義】ヤスダチ

 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160

【番号】89197731

 

また、お振込みの手数料がなく振込みの手間も少ないと教えていただきましたので、PayPayIDも公開いたします。

IDは ki48 

 

(kiき4し8ゃ=喜捨、と覚えていただけると幸いです)

 

 

報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス(8mt1me@gmail.com)となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

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本年の結びとして、祝詞を奉ります。

 

 

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てんかたいへい、こくとあんおん、うへ(大やけ)、わたくし、そく才(災)に守らせ給へと申す。

 

 

 

 

 

みひかりうるはしくさやかな新年をお迎えください。

 

 

 

 

 

目黒盛智恵 拝

 

 

令和の国祈願巡拝記 戸隠編

今年も残すところ後二日となりました。

 

お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

先日より駆け足で綴らせていただいている、令和の国祈願巡拝記、本日は八月八日の戸隠神社での巡拝をご報告いたします。

 

日々の巡拝を続けられておりますのは、お力添えくださるお一人お一人のご厚志のおかげです。さまざまな形でのお力添え、重ねて申し上げます。

 

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八月八日。夜明けと共に戸隠神社へ。


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夜明けと共に訪れた宝光社。

 

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神酒を捧げ、祝詞を奏上。


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それぞれの想いの糸が絡まって身動きが取れない出来事がやわらかにほどかれて、結び直され、整っていきますよう。
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誰もが健やかに呼吸でき、痛みからほどかれて互いに栄える関係性を編み上げていくことができますよう、お祈り申し上げました。
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そして、神域浄化、世界人類共栄を祈念しての祝詞を奏上して宝光社での祈りを結び、柔らかな光の降り注ぐ社と祠、神仏習合時代の名残と思われる素朴なお姿の仏様方へも祈願を。
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神域がいついつまでも美しく輝いてあられるよう
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あらゆる争いごとがほどかれて、傷が癒えていきますことをお祈り申し上げました。
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そして、清澄な光の雨がきらきらと降り注ぐ火之御子社へ。
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自らの纏ったものを脱ぎ捨てて無垢な姿で神々を笑わせ、世に光を取り戻したご祭神である天細女命のように
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纏い続けることが苦しみと元となっている様々な建前からはほどかれて、変わっていくことができますように、お祈り申し上げました。f:id:tenjo09:20191229211302j:image
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天手力男命のおわす奥社へ向かう時、入口を写真に収めようとすると、時刻は7:07。


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明け方の降雨で、木漏れ日と雨露に輝く参道。


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この四年の間、その強く確かなご神徳でもってお通しいただいた全ての祈願を心に浮かべながら、大神様への深謝の想いを噛み締めて、一歩一歩、歩みを進めてゆきます。
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祝祭的に降り注ぐ光の雨
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大神様への称えごと、神恩感謝の想いが溢れつつ

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神域の輝きが一層増してゆきますよう、深く祈りを重ねながら、奥社へと。

 

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滝場では、一帯浄化の祝詞を奏上の後、世界の禍事が、軋轢が、解(ほど)けて、止揚してゆくことを祈念し、己を依代として、禊を。

 

これまでは日の本全体の依り代として、まずは日本の禍事が清め祓われるよう禊を行なってきたのですが、日本だけの禍事が解けても災禍は止まないのだと改めて感じたため、世界人類全体の禊とさせていただきました。

 


互いに誤解は解け、過ちが認められるようになり、その次の世界へ至れますよう。

 

 

 


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禊を終え、社務所が開く前の奥社・九頭龍社へと。

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ご祭神は素戔嗚尊の乱暴に驚いた拍子に怪我をした機織女が死んでしまい、心を痛めて岩戸に籠もられた天照大御神を岩戸から引っぱり出した天手力雄命。
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その隣に祀られるのは、九頭龍大神。縦のものは縦、横のものは横、混乱が解けてくよう祈念を。

 

祈念を終えてから、もう一度滝へと戻り、禊を。

 



改めて、一帯の神域の清らかであること、一帯の心身と意識の穢れが祓われて、いつまでも清澄であることをお祈り申し上げました。

 

 

最後に、天八意思兼命の祀られる中社へと。
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あらゆる軋轢や誤解がほどかれて、平和裏に全てが結ばれていくことを、重ねて祈念いたしました。

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黎明の空に、宝光社。

陽の光降り注ぐ火之御子社。

7:07 奥社参道入口鳥居前を発ち、禊を終えると8:08。

そして奥社、九頭龍神社にて、長く祈願。

中社にて全ての祈念を結び終え、時刻を見ると11:11。

 


おかげさまで巡拝を無事に終えることが出来ました。深謝申し上げます。

 

 

 

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この度の巡拝を無事に結ぶことができましたのも、ひとえに旅の安全を願い、朝な夕なに、神事の満願を祈り、様々な形でご支援くださったみなさまのおかげです。

 

お力添えたまわりまして、深く御礼申し上げます。

 

至らぬ私ではありますが、今後とも引き続き、大きなお心でのご理解ご厚情のお力添えを謹んでお願い申し上げます。

 

 

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つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

 

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冬至を過ぎたとはいえ、寒さはまだまだこれからの今日この頃。

 

ゆっくりとお体ほぐされて、やわらかな心地でお過ごしいただけますように。

 

 

 

目黒盛智恵 拝

 

令和の国祈願巡拝記 伊勢尾張編②

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年の瀬を迎え、慌ただしく時の過ぎる時節となりました。

 

お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

当ブログをご覧くださる皆様におかれましては、日頃より旅の安全を願い、陰に日向にお力添えをたまわりまして、深く御礼申し上げます。

 

巡拝を続けることが出来ておりますのは、ひとえに、皆様からのお力添えに支えられてのものです。

 

昨日をもちまして、無事本年の関東関西方面での巡拝を終え、現在は参詣と神社ご奉仕のため秋田県を移動中です。

 

以下、先日のhttp://tenjo09.hatenablog.jp/entry/2019/12/26/003106の続きを綴ります。駆け足でのご報告となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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夜明けに合わせ、滝行の白衣に着替え、

 

二見興玉神社へと。

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禊のため、二見ヶ浦へ降りてゆきます
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日の昇る前に、禊のため、二見ヶ浦へと降りてゆき……令和の御代の安寧、そして国の是正、国力回復、玉体安穏、天下の泰平を願い、禊を。

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世の歪みを正し、立て直し、民の一人一人が生活に困らない、豊かな国となってゆきますよう、禊からはじめて、各お宮での祈念をいたしました。
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天気予報ではお天道様は拝めない予報だったのですが、ご来光を拝ませていただくことが出来ました。


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二見興玉神社の御祭神へご挨拶をしたのち、伊勢神宮(正式には神宮と呼ぶため、献饌をもち、以下では神宮と書きます)の別宮である伊雜宮へ。
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光降り注ぐ中での参拝となりました。



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そして、奉献のお神酒をもち、元伊勢である瀧原宮へ。

 

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こちらはお供え物を捧げるための場所。

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瀧原宮には手水舎が無く、石段を降りたところにある清流で身を清めます。
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巡拝を無事に終えて時計を見ると、帰路の電車まで全力疾走すると間に合いそうなことがわかったため駅へ駆けて、無事に宿へ。

 

 

そして迎えた文月朔日。

 

夜明け前から禊のため、二見ヶ浦へ。
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さまざまな憂いごとが解かれてゆきますよう祈念し、また、令和の御代の安寧をお祈り申し上げながら、日の本全体の、禊。

 

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禊を終えると、昇る日の光が柱となり、きらきらと輝いていました。

 

 

心身に、日の光が満ちてゆきます。

 

祝詞を奏上し、神恩感謝、そして皆様の息災安穏はじめ、生きとし生けるものの安らぎとを祈念しておりました。

 

どうかこの動画をご覧になられた皆様の元にも天照大御神様の御神気が届きますように。

 

 

そして礼装になり、外宮へと。

 

献饌をお納めし、御垣内へ。

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大地の豊穣と安定とをお祈り申し上げ…

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永久に清けき天の水であることをお祈り申し上げました。

 

そして、猿田彦神社へと。
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献饌を捧げ、昇殿しての参拝。

 

神恩感謝の称え辞を奉りました。

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そして、佐瑠女神社へと。

 

光燦燦と降り注ぐ中、内宮へ。
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瀧祭宮でのご挨拶ののち、御垣内へ。
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こちらは御稲御倉(みしねのみくら)。天照大御神様へお捧げするお米を納められる大切な社。


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天照大御神の荒御魂の祀られる、荒祭宮


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そして、風の神の祀られる、風日祈宮へと。


令和の御代の清かであることをお祈り申し上げました。

 

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この度の巡拝を無事に結ぶことができましたのも、ひとえに旅の安全を願い、朝な夕なに、神事の満願を祈り、様々な形でご支援くださったみなさまのおかげです。

 

お力添えたまわりまして、深く御礼申し上げます。

 

至らぬ私ではありますが、今後とも引き続き、大きなお心でのご理解ご厚情のお力添えを謹んでお願い申し上げます。

 

 

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つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

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今年も残すところあと僅かです。

 

先ほど秋田での参拝を終え、年越しの大祓に向けて、男鹿へと向かっているところです。

 

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次は、戸隠編をご報告いたします。

 

いよいよ寒さも厳しくなって参りましたので、今年一年の心の荷を降ろされて、どうぞあたたかくされてお過ごしください。

 

やわらかな夜になりますように。

 

 

目黒盛智恵 拝

 

令和の国祈願巡拝記 尾張伊勢編①

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年の瀬となりました。

 

お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

本日、東京大神宮にて本年の御礼並びに、令和の御代の安寧、そして皆様の息災安穏をお祈り申し上げていたところ、ご報告できていない巡拝について至急綴るようにとの託宣がありましたので、筆をとった次第です。

 

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以下、本年の巡拝記、足早になりますが、ご報告をいたします。お付き合いいただけましたら幸甚です。

 

巡拝を続けることが出来ておりますのは、ひとえに、皆様からのお力添えに支えられてのものです。重ねて御礼、申し上げます。

 

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七月末、尾張国三ノ宮 熱田神宮へ(冒頭の写真は熱田神宮のご神前のもの)

 

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夜中のうちに東京を発ち、道中、恵美須神社総本宮美保神社での出来事に想いを馳せていましたら、事代主の神様が第一にお出迎えしてくださいました。

 

茹だるような熱気の中、事代主社と大国主社へのお参りを。国の経済の立て直しに不可欠な消費税や法人税等について見直す機運が高まり、適正化されてゆきますよう。
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日本経済の立て直し、様々な禍事の是正などを祈念。

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熱田神宮と同じご祭神の祀られる八剣宮での参拝も行い、知恵の文殊の祀られる上知我麻神社では、経済の停滞の原因となっているあらゆる盲点が明らかになり、建て直され、一人一人の生活が豊かになっていきますようお祈り申し上げました。

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大切なものが二度と失われることのないよう願われ、閉ざされた清雪門。

 

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素戔嗚尊の祀られる南神宮社では諸々の禍事の破邪顕正や国家安泰などを祈念。
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国生みの神である伊弉諾尊伊弉冊尊の祀られる楠御前神社では、安心して子を授かり育てることの出来る豊かな社会となっていきますよう、そして子の有無に関わらず、背負い過ぎたり、辛い想いしなくて良い世の中となっていきますよう、深く祈念。


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境内を進むと神鶏があちらこちらで鳴き始め、蝉時雨の中の参拝となりました。


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鎌倉幕府を開いた源頼朝の母は熱田大宮司の娘であり、室町幕府を開いた足利尊氏の先祖もまた熱田大宮司に繋がる縁がありました。

 

織田信長桶狭間の戦いの戦勝祈願を行い、秀吉家康もまた熱田大神のご神威を仰ぎました。

日本武尊の東国平定からはじまり、国の土台を作る英傑を導かれた、熱田大神

 

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これからの御代を祈る上で欠かせない大神様です。


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参拝を終えると、田縣神社へ。


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諸々の祈願を捧げ、国力回復や(男女問わず、それぞれの内にある)男性性や父性の健やかであることを願い、御神饌を奉献。

 

 

そして、田縣神社と対になる、大縣神社へと。


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こちらでも、男女問わず、それぞれの内なる女性性や母性の健やかであること、国力の回復などをお祈り申し上げ、献饌。


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そして、この日の巡拝は、始まりと同様に、大黒恵比寿神社での結びとなりました。


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そして、帰り道、翌日からの伊勢巡拝に向けて踵を返そうとしたその時、神宮遥拝所が目の前に。

 

綴りながら思い出しましたが、そもそも尾張伊勢の巡拝は、大縣神社のお祭りの最中拝殿に上がっている夢をみたことがきっかけで始めた巡拝だったのでした。


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国拝みを行い、多くの禍事が解かれていくことをお祈りしなくてはと思うと、後ろには解除社が。

 

丁度、近隣諸国との摩擦の気がかりな時期でもありましたので、さまざまなすれ違いが解かれ、禍事は皆あるべき形に整っていくよう、お祈り申し上げました。
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そして電車に乗り、伊勢方面へ。


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令和の国祈願巡拝記 尾張伊勢編②に続きます。

 

 

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この度の巡拝を無事に結ぶことができましたのも、ひとえに旅の安全を願い、朝な夕なに、神事の満願を祈り、様々な形でご支援くださったみなさまのおかげです。

 

よりシンプルな更新内容にする予定でいたのですが、色々とお伝えしたくなってしまい、思った以上に長くなってしまいました。

 

至らぬ私ではありますが、今後とも引き続き、大きなお心でのご理解ご厚情のお力添えを謹んでお願い申し上げます。

 

 

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つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

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クリスマスも終わり、いよいよ一年が終わろうとしています。

 

どうかお体、お心ともにお風邪など召されませんよう…そして、安らぎと温もりが訪れますことを、心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

目黒盛智恵 拝