国祈願巡拝記 讃岐編

お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

今日、氏神さまのところへお参りにいったところ、急いでご報告できていない分の巡拝内容をブログをあげるようにとの神託がありましたので、急ぎ筆を執っております。

 

それでは早速、昨年の讃岐巡拝について綴らせていただきます。

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成田空港から始発の飛行機にて、香川へ。

 

到着後、まず第一に向かったのは讃岐国一宮、田村神社さんです。

 

コロナの災禍転福はもちろんのこと、諸々の国の安寧、民の平穏無事を祈願。

 

お社に着くまでは曇天でしたが、この後のお参りが自転車と徒歩になることもあり、お天気ですと有難いです、といったこともお願いしたところ…
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天気予報を覆す形で、みるみる雲が晴れていき
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お参りを終える頃にはすっかり晴れて青空が広がり、眩しいほどの陽光が降り注ぐ様子となりました。水神としての性格も併せ持つ田村の大神様の御神威はまことにあらたかです。

 

境内には安産や病気平癒を司るそばくら社があるため、コロナウィルス禍での妊娠出産そして産後の母子の健康や諸々の病への対処がどうか遅れてしまうことのないよう

 

神様方におはからいいただけるよう……そして医療従事者の方やその周囲で支えるご家族の方々はじめ、渦中において心身の参ってしまう方々が少しでも早く癒えて和らぎますように等、諸々の祈念をいたしました。

 

お稲荷さまもいらっしゃるので、そちらでは国の経済的な打撃が最小で済みますよう、そして生活に困窮する方々が住むところ寝るところ働くところに困らぬよう、諸々の祈願を捧げました。

 

 

そして隣にある神宮寺、一ノ宮寺さんへ。

 

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こちらの御本尊は聖観音さまです。皆様の心身の安全安寧、そして快癒を祈念。

 

そしてお不動さんのお堂へ。一ノ宮寺さんは、とても美しいお不動さまがいらっしゃいます。こちらは毎月縁日の時はお堂が開かれ、お護摩を焚かれるとのことです。


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一ノ宮寺を出て歩いていくにつれ、あまりに晴れすぎて、10月とは思えないほどの陽気になってまいりました。(私と一緒に巡拝したことがあると経験済みの方も多いかと思いますが、お天気についてお祈りするとびっくりする晴れ上がり方をして汗だくになることが多いです。さすが神様といいますか、、凄まじい晴れ具合といいますか……)

 

思いがけない気温の急上昇と、水分を摂ることも忘れてお参りに集中していた反動もあってか、軽く熱中症の症状に…(苦笑)

 

次の目的地に向かう前、立ち寄ったパン屋さんでなぜか季節外れの冷凍甘酒がビニールパックで販売しており、そちらを首に当てて命拾いしました。

 

琴平駅に着く頃には目眩もおさまり、電車を降りると体がふわっと軽くなりました。

 

熱中症になっているくらいなので体力的に金毘羅宮さんへのお参りをすればかえって周りの方へご迷惑をおかけしてしまう可能性もあるのではと懸念していたので、驚きました。

 

みるみる体がすっきりして、調子が戻ってしまったのと、金毘羅宮さんのお山があまりに輝いて見え、心身が惹き寄せられる様子でしたので、お参りできるよう神様から補助していただいているのだと感じ、参詣することに。


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785段の石段を登り、無事にお社へと到着。

 


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諸々、思うところがあり、些細はこちらでは伏せますが、様々なことをお祈り申し上げました。
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境内から望む讃岐の景色の雄大さと、変わらずに在り続ける神々の大きさ、命の大きさ、そして小ささ、人の世のことわり、様々なことをただただ諭していただいた時間だったように思います。
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この体調でここまで招いていただけた御神慮への感謝を胸に、奥宮まで伺うのは望みが過ぎると思い改め、下山することに。

 

 

そして、紀貫之が本社と誤って下山してしまったとされる旭社への参拝を。f:id:tenjo09:20220209222227j:image

思いがけず向かった金刀比羅宮でしたが

旭社にて久方ぶりに、本当に納得できる水準での国拝み(通常の祈願とはまったく次元の違った働きかけ方をする。イアンブリコスのいうところのテウルギアとその先の領域)ができ、安堵しています。

 

 

同時に、何故人の体で生まれたのか、そうした魂の記憶についても、あらためて思い出したのでした。

 

参拝を終えて金毘羅さんの方を臨むと、美しい陽光が輝いていました。
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そして宿に到着し、翌日に備えて就寝しました。

 

 

 

元々巡拝費用の節約のため、レンタサイクルでのお参りを計画していたのですが、レンタサイクルのある場所までの移動距離も数キロあり、ダメ元で今回お世話になった遍路民宿鶴吉公式ホームページ 善通寺に近い遍路民宿です、美味し家庭料理の宿鶴吉 -というお宿のご主人にお話したところ、有難いことに、ご主人が昔使っていたママチャリを貸し出してくださることになりました。

 

宿泊費の節約のために選んだお宿だったのですが、とても朗らかなお人柄のご主人で、民宿も大変お手入れが行き届いており、ご主人の細やかなお心尽くしが至るところに散りばめられた、この上ないお宿でした。お遍路をしていてまさかあんなにふわふわのタオルや綺麗なお風呂を使わせていただけるとは夢にも思っておりませんでした。ご主人の作られる家庭料理もとても美味しく、滋養あふれるものでした。

 

70〜79番あたりのお遍路を考えていらっしゃる方はぜひ鶴吉さんに行かれてみてください。私としても、また必ず伺いたいお宿です。

 

 

 

さて、二日目は朝から71番弥谷寺さんへのお参りです。

お借りした自転車で弥谷寺のあるお山を登り、道の駅?に駐輪し、そこからは徒歩で。
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山門を抜けて進んでゆきます。
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こちらは108段あるとのこと。
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本堂まで登り、宗教的な側面に限らず、あらゆる方面から国の困難を解消する手立てを考案し指導されたお大師さんが学を修めたとされる場で、このコロナ禍の中、様々な政や世の中の流れが世のため人のために行われていくよう、そうした知恵が世にもたらされていくよう御神仏に導いていだだけるように等、しばらく祈願を捧げました。
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そして千手観音様のいらっしゃる本堂へ。
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五体投地を行い、その手によって、こぼれ落ちることなく、弱い立場にある人が掬い上げられますように等、しばらく祈念いたしました。

 

 

弥谷寺での祈祷を終え、72番曼荼羅寺へ。
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毎度のことではあるのですが、不思議とこちらはお参りするたび、帰ってまいりました、という心地になるお寺です。

 

お大師さまのご母堂の御供養のために建立されたお寺でもありますので、お大師様が帰幽された大切な方の魂の安寧を願われたその心と同様に、コロナ禍において帰幽された方々の御魂の無念や悲しみ、そして遺された方々の胸の痛みが和らいでいかれますように、そして離れ離れになって面会もままならない全ての方々の心痛が和らぎ1日も早く再会できますよう、お祈り申し上げました。
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そして73番出釈迦寺

こちらはお大師様が7つの頃に大きな誓願を立てたとされる天女様とお釈迦様の霊場です。
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金剛杖をお借りして、奥の院まで登拝。なんとか暗くなる前にたどりつきました。
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コロナの影響で今は満月の日のお籠りをされていないとのことでしたが、コロナ前に起きていた豪雨災害後の復旧が行われており安堵しました。

 

そして、随一の霊場である捨身ヶ嶽禅定へ。
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暗くなると足場が見えなくなるため、時間との競争でしたが、山頂付近にあるため陽光を遮るものも少なく、禅定周辺だけ明るく照らされていました。


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お供物を捧げ、諸々の事柄を祈願。

しばらく祈りあげてから、下山しました。
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ご祈祷を終えると既に夕暮れ時です。
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お天気に恵まれて、お参り中雨に見舞われることもなく、有難い1日でした。

 

 

そして三日目。74番甲山寺
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本堂と大師堂と毘沙門堂での御祈願を終えました。

 

次は、76番金倉寺
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この日は訶梨帝母さんの縁日でしたので、訶梨帝母様へ柘榴を捧げるご祈祷を申し込み、安心して子育てを行える国になっていきますよう、そして子育てや妊活、婦人科系の諸々の懸念事項がほどかれて安堵していけますよう、授かることや出産にまつわる苦悩、産まぬ苦悩があらゆる面でほどかれていきますよう、重ねて祈念いたしました。

 

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金倉寺さんの訶梨帝母さんのお堂は、訶梨帝母様がお好きだとされる柘榴のお香が焚きしめられており、本当に美しいお堂でした。

 

副住職さまの奥様がお接待に柘榴茶?を朗らかに、そして丁寧な応対でやわらかに振る舞ってくださっていたのですが、お堂の中もとても美しく大切にされているご様子が伝わり、有難いばかりでした。

 

僧侶の皆様への感謝も勿論ではあるのですが、お寺の奥での雑務を支えてくださる信者さん、そして陰に日向に多くの雑務を支えてくださる奥様方のお力のおかげでこんなに素晴らしいお参りをさせていただけているのだと改めて感じ、お寺に嫁がれたり、支えておられるご家族や、尼僧さん方の安寧を希うばかりです。いつもありがとうございます。

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こちらは金倉寺さんの、お薬師様のお堂です。コロナ対策もあり、広いお堂のあるこちらで当面はご祈祷を行っておられるとのことでした。
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そして77番道隆寺へ。

諸々思うところがあり、薬師様へのお護摩を40分ほどかけてじっくりと行っていただきました。
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そしてご祈祷が終わると、薬師様も随喜しておられたのか、美しい夕空が。修してくださった阿闍梨様への感謝の思いと共に祈りを結びました。
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そして四日目はお大師さまのお誕生処、別格20霊場でもある、屏風浦海岸寺へ。

 

以前修繕が必要な状況だとお寺さんへお伝えしていたことのあった椿弁天様のお社ですが、無事に落慶した際にお知らせをいただいていたので、お参りに伺えるのを心待ちにしておりました。御住職さま自らご案内してくださり、この上なく有難いお時間をいただきました。
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ちなみに、海岸寺さんの境内には、こんな絶景ポイントが。見事な松の円ですが、実は海岸寺奥の院のあるおたらい山にある文殊堂前にも、知恵の輪を象徴する円があるのです。御住職様と奥様の暖かくてまどかなお人柄にも通じるような、沢山の方々の縁をまぁるく紡いでおられる海岸寺さんにぴったりなオブジェ(?)だな、などと思いながら、拝見していました。
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そして大師堂へ。
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大師堂での参拝の後、お大師さんの産土さんである熊手八幡宮さんへもお参りしました。
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お大師様を導いて下さったようにお導きをお祈りすると、吉祥の光。
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そして奥の院の除障不動様のところで、御住職にお願いしてお護摩をじっくり1時間以上かけて修していただきました。

 

そしてこちらが、おたらい山から望む景色です。

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最終日は、75番善通寺
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諸々の祈念を結ばせていただきました。

 

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この度の巡拝を無事に結ぶことができましたのも、ひとえに旅の安全を願い、朝な夕なに、巡拝の成就を祈り、様々な形でご支援くださったみなさまのおかげです。

 

昨年もまた、沢山の方から、喜捨のお力添えをいただきました。おかげさまで飛行機代など工面することもでき、参詣が叶いました。改めまして、深く御礼申し上げます。

 

至らぬ私ではありますが、今後とも引き続き精進してまいります。

 

今後とも、ご負担のない範囲で、大きなお心でのご理解ご厚情のお力添えをたまわれますと幸いです。

 

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つきましては、天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

また、お振込みの手数料がなく振込みの手間も少ないと教えていただきましたので、PayPayIDを開設させていただきました。

 

PayPayお振込先

https://qr.paypay.ne.jp/GQLbNN1M58oPAw64

【ID】ki48 

(kiき4し8ゃ=喜捨、と覚えていただけると幸いです)

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご所望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)

 

 

 

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大寒も過ぎたとはいえ、関東甲信は明日は大雪の予報です。

 

北海道や日本海側の大雪被害のニュースも気がかりな今日この頃です。

 

皆様どうか御身第一に、心身を労り、慈しんでお過ごしいただけますように。

 

現在は次なる巡拝のスケジュールを組んでいる最中ですが、昨年分の記事もまだまだ書けておりませんので、ご報告のため、追ってそちらも綴っていかなくてはと思っている次第です。

 

なかなかご報告ができない中でも、巡拝の無事を祈り、お力添えをいただいている皆様からのお心のおかげで歩んでくることができました。

 

改めて御礼を申し上げると共に、皆様の胸を傷める憂いがほどかれていきますよう、そして何より日々のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 

 

いつもありがとうございます。

 

 

目黒盛智恵 拝