国祈願巡拝記 東寺、叡山編

夏の暮れ、季節の変わり目ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

大変ご無沙汰しております。

 

随分と更新できずにおりまして、申し訳ないばかりです。

 

実は3月の伊勢巡拝から下書きがいくつかたまっているのですが

 

ひとまず直近の関西巡拝について、まとめたいと思います。

 

 

 

初日は京都

 

清和源氏発祥の宮とされる六孫王神社

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諸々の祈念を捧げ

 

弘法大師空海に謂れのある弁天さまへ


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社の横でお水をいただき簡易の禊を行い、心身を清めてから

 

真言を唱えながら真清水を灌頂される瞑想を行い、身口意を浄め

 

これからの巡拝に備え、心身を調律していきます

 

そして東寺へ向かい、観智院へ(お祈りに集中しすぎて写真を撮るのを失念しておりました)

 

観智院では三国伝来の虚空蔵菩薩さま、そして愛染様に祈りを捧げ

 

講堂、そして金堂へ。

 

五体投地を行い祈りを捧げている間

 

不思議と人払いの状態になりまして

 

静かに、ゆったりと拝みきることができました

 

祈りの中で

 

薬師如来様と阿弥陀如来様、毘盧遮那仏について

 

色々と識ることになりました

 

(密教的なことなのでみだりに言及したいと思えず、敢えて文章にしていません。直接確認してくださればどなたにでもお話しさせていただきますので、お気軽にお申し付けください)

 

東寺は、国の未来を祈られてきた場ですので

 

やはりとてつもなく祈りやすいです。

 

 

 

 

そして、平安神宮


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当初予定はしていなかったのですが

 

源氏とくれば、片参りではいけません

 

あれよあれよと、桓武帝より始まる平氏の宮でもある平安神宮

 

 

 

平氏の、逞しく世を染め上げた靈威たるや……

 

何事においても言えることですが

 

やはり全ての土台となるのは怨親平等の祈り

 

敵味方なく祈ることなくして、世の安寧を祈ったとはいえません

 

 

翌日の叡山参詣を控えて

 

比叡山を庇護した桓武天皇の宮へ参るのは

 

必要で、至極自然な流れだったように思います

 

 

 

 

現代においても、さまざまな戦が、さまざまな領域でありますが

 

すべての土台は、修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)から

 

身の内に正義があり、何かを断罪したい衝動や許せない思いが強くあると

 

平らかに怨親平等の祈りをすることが難しくなります

 

世の平和を祈る前に

 

自らの心の傷や、救われなさごと、赦し、癒していかなくては。

 

自らの心の傷に目を瞑りすぎてしまうと

 

フラットにしているつもりでも

 

思いがけない歪みが生じてしまいます。

 

傷を自覚しながら、傷を引き受けながら

 

おだやかに、傷と共に生きていけるよう

 

世界を変える祈りを行うより前に

 

足場である自らを支えていくことが大切なことだと感じるばかりです。

 

 

 

 

 

そして、最澄さんに縁深い場で

 

阿弥陀様への勤行・礼拝を行い

 

涙の出そうなほど切実で清らかなお念仏を拝見し

 

貴重な御線香をいただき(その節は本当にありがとうございました)

 

初日の日程を終えました。

 

 

 

 

 

 

そして翌日、比叡山

 

叡山電鉄から降りてすぐ、蝶々がかわるがわる現れては道案内をするかのように羽ばたいて。

 

ロープウェイから降りて登っていくと、2頭の鹿が現れました

 

全く逃げず、こちらを眺めながらずうっと佇んでいました


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鹿とわかれて山に入ると、また蝶々が、かわるがわる進行方向に進んでゆきます(この日は一日中蝶々の案内があったので、この後の蝶々の話は控えますね笑)

 

鎮護国家の石碑があり
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ここを通り過ぎると、新羅明神を見神しました

 

白髭の翁の姿で現れたのですが

 

この日、比叡山をご案内してくださったのが

 

圓珎さんと縁深い僧侶の方でしたので

 

なるほどそれでと膝を打ったのでした

 

新羅明神さんが示してくださっていたおかげで

 

当初は予定していなかった道に踏み入ると(少し遠回りになるのですが、行かなくてはと急に惹かれて向かった道でした)

 

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現れたのは山王院。

 

まさに新羅明神が守護されていた天台の座主・圓珎さんが住まわれていた塔頭へ辿り着きました

 

(今は円珍さんと記されることが多いのですが、雰囲気がかなり変わってしまうため、元々の表記である圓珎さんと書かせてください)

 

 

 

その後、透き通る光射す山道を歩いていると

 

美しい鹿毛の馬に跨った道真公を見神

 

そもそも道真公を意識することがこれまで全くなかったので、きょとんとしていたのですが

 

何度も何度も、こちらの歩みに合わせて慈しみ深い眼差しで振り返りながら、道を先導してくださいました

 

あまりに穏やかで慈愛を感じる佇まいで、胸がいっぱいに。

 

(とはいえ、道真公といえば牛のイメージでしたから、どうして馬なのかしらと思い、帰宅してから調べたところ、道真公は馬でよく比叡山に来ていたそうで、天神乗りという騎乗法がある程ということを知りました)

 

道真公のおかげで、終始とても穏やかな流れで優しい空気に包まれての参詣になりました

 

 

 

比叡山の中心部では


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法華総持院東塔で祈り

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阿弥陀堂で祈り

 

 

そして、戒壇院へ


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戒壇院では少々特別なお祈りを。


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大講堂では、ちょうど前日に意識を向けていたアーナンダや天台大師の御影があり

 

最澄さんはもちろん圓珎さん、最澄さんの誕生にまつわる観音様をはじめ、様々なご神仏にお祈りする形となりました。

 

 

 

 

そして、根本中堂へ(工事中でした)

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ちょうど毘沙門天様への勤行と薬師護摩がはじまったタイミングで

 

天高く立ち昇る浄焔の中

 

世界平和、そしてコロナ関連の困難が解けること

 

何より、突然の別離による耐え難い痛みが和らいでいきますよう

 

諸々の事柄を一時間半ほど、お祈り申し上げました

 

そして、文殊楼へ


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お参りを終えて、叡山会館へ向かう途中

 

ふと道を誤って天台大師のお像を祈ることになりました

 

祈っていると、綺麗な巳さんの抜け殻があることに気がつきました


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清らかさから、これは神使の巳さんだな、と感じたので、そっと手にとって

 

この日のお参りに深くかかわる叡山の弁天堂までご一緒しました

 

 

 

ちなみに、写真に撮り忘れてしまったのですが

 

叡山会館に向かう途中に小さな社があり

 

妙に気になり、脇道を登ってお参りしようとしたところ

 

そちらは天神様のお社でした

 

まさに、薬師瑠璃光如来様の根本中堂、そして文殊楼でのお参りを終えたタイミングでした

 

 

 

そして、星峰稲荷さん、出世大黒天堂、叡山会館前のお不動さんにお祈りしました
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そして、千日回峰行を行われる塔頭・無動寺へ


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中に入れないかと思いましたが

 

坊守さんが昇段しての参拝をお許しくださいました

 

しっかりとお祈りさせていただけて感無量の中

 

無動寺の弁天堂へ

 

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神使の巳さんを遣わせてくださったことへの御礼を申し上げたあと

 

国の祈願をさせていただきました。

 

 

 

この日の祈願はこの後まだいくつかあるのですが

 

今日は一旦、このあたりで。

 

どうか皆様にとりまして、今宵が穏ひでやわらかな夜となりますように。

 

 

 

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天下泰平の国拝みのお力添えを考えてくださる方がいらっしゃいましたら、ご支援をたまわれますと、助かります。

 

喜捨としてお納めいただいた初穂料につきましては、初穂料・御供料として御神前に御供えした後、神札料や内陣参拝のための祈祷料や奉納の御神酒代、祭礼用品代、巡拝用品代、国拝みのための資料代、祭礼参加費用として使わせていただきます。
 
 

その場合、天下泰平や国家安泰、神恩感謝や稜威弥栄を願う御心でいらっしゃることをご芳名で重ねてお通しすることに加え、災禍消滅・開運招福・心身健勝・職務満足(企業や法人の場合はそちらの栄え)・良縁招来(公私共)と神仏からの益々の厚いご加護を祈念いたします。

  
喜捨は通常のご祈願とは異なりますので、初穂料はご自由にお納めいただく形となります。

 

 

 

以下が、喜捨のお振込先となります。
 
【金融機関名】ゆうちょ銀行
【店名】〇一八【店番】018
【預金種目】普通預金
【口座番号】8919773
【口座名義】ヤスダチ
 

郵便局やゆうちょ銀行から振り込まれる際は、次の記号番号となります。

【記号】10160
【番号】89197731

 

また、お振込みの手数料がなく振込みの手間も少ないと教えていただきましたので、PayPayIDを開設させていただきました。

 

PayPayお振込先

https://qr.paypay.ne.jp/GQLbNN1M58oPAw64

【ID】ki48 

(kiき4し8ゃ=喜捨、と覚えていただけると幸いです)

 

 
報恩の祈願をさせていただきたいため、お手間かとは思いますが、喜捨として初穂料や御供料をお納めくださる方は、ご芳名(企業は社名、自営業の方は屋号などを併記してくださいませ。ご希望の場合、初穂料や祈祷料として領収証を発行いたします)と生まれの干支と住所、お振込金額を下記連絡先までお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。

 

連絡先は、ツイッター(@yasuda010830)のDMもしくは、メールアドレス( 8mt1me@gmail.com )となります。

 

また、個人祈願やお祓い、神託降ろしやお電話でのご相談なども承っておりますので、ご希望の方は上記いずれかの連絡先にお声がけいただけましたら、折り返しご連絡を差し上げます。(お困りの内容やご質問をお知らせください)